分散投資とETF
この記事は2018年9月20日に投稿したものです。
こんばんは、まろたです。
前回分散投資と集中投資についてお話ししました。
今回は具体的にどんな銘柄に投資しているのかを紹介したいと思います。
アメリカ市場の株式をドルで買う
私が投資しているのは日本の株式ではなく、アメリカ市場に上場されている株式です。
円からドルに換えて、ドルで買い付けを行っています。
日本株に比べて少し手数料は高めですが、気になるほどではありません。
私の使っているSBI証券であれば、売買手数料は約定代金の0.45%です。
アメリカ株に投資するきっかけは、同じ目標を持つ先輩ブロガーの方々を参考にしたことですね。
自分でも勉強を進めるうちに、アメリカ株の優位性が良く分かった、腹落ちしたというのもあります。
というか、日本株の劣位性を改めて認識した、という言い方が正しいかもしれません。
日本の会社で働いて、ニュースを見ていれば、イノベーションが起こる可能性の低さが実感されます。
あと一番問題だと思うのは解雇規制の強さですね。日本は本当に労働者が守られていると感じます。
よほどのことが無い限り解雇されないのは働く側には良いですが、投資対象としてはイマイチです。
不採算部門の整理や、より収益性を高めるためのリストラが簡単にできないのは致命的です。
いや、労働者目線で見ても働かないおじさん達が溢れている日本企業の魅力は薄いですけどね。
アメリカの企業は株主利益を第一に考えるとよく言われます。
日本の企業がそうなる日が来るのでしょうか。相当時間がかかりそうです。
ETF+個別株式
具体的な投資対象としては、アメリカ株式に広く分散できるETFをメインとしています。
ETFとは、Exchange Traded Fundsの略で、上場投資信託とも呼ばれます。
投資信託が株式のように市場で売買できる、という商品です。
ETFにも色々な種類の商品がありますが、株式や債券の詰め合わせをイメージすると良いと思います。
ETFを構成する株式からの配当金がETFの分配金として還元されます。
分配金と言っても、日本の毎月分配型投資信託のように元本を取り崩したりはしていません。
魅力は手軽に分散投資ができることと、運用に係る手数料である経費率の安さです。
日本の投資信託だと年率1%2%の信託報酬も珍しくなく、それだけでパフォーマンスが落ちます。
米国市場のETFの経費率は0.04%のものまであり、分散させるためのコストがとても低いのです。
あとは、個別株式を30銘柄ほど持っています。少し増やしすぎたので整理するかもしれません。
具体的な銘柄は、マクドナルドやジョンソンエンドジョンソン等で、この界隈でメジャーなものです。
投資資金がもっと大きくなっても、1銘柄あたりの投資額は200万円程度に留めたいと思います。
それぐらいが自分の許容できるリスクの限界かなと感じています。
VTI、VYM、BND
ETFについて、具体的に今後の主力として考えている商品を3つ紹介したいと思います。
全てバンガード社の商品となっています。
1.VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
まずはVTIです。業種、規模問わずアメリカ株式全体に分散投資ができます。
構成銘柄数は3,654銘柄です。2018年9月現在、1口150ドルほどから購入できます。
1ドル110円で計算すると、16,500円を3,654銘柄に分散して投資できるのです。
経費率も0.04%と非常に低くなっています。
続いてVYMです。米国株式の中で、配当利回りが高いものを集めたETFとなっています。
規模が大きく、十分に競争優位を築いた企業ほど配当を出す傾向にあります。
そのため、VTIと比較して規模が大きく成熟した企業で構成されています。
構成銘柄数は408銘柄、経費率は0.08%です。
成熟した企業なので値上がり益を含めた期待リターンはVTIに劣りますが、安定感があります。
経済的自由達成の達成度を配当で測定しているので、分配金の多さは魅力です。
最後にBNDです。他の2つとは毛色が違います。株式ではなく債券のETFです。
42.7%を米国財務省や政府機関の債券が占めます。経費率は0.05%です。
現在分配金利回りが2%台後半ですが、アメリカの政策金利が更に上がれば上昇が想定されます。
BNDについては現在保有していませんが、3%を超えてくればまとまった金額で購入したいです。
リーマンショックで株式が半値近くになる中、1割程度しか下がりませんでした。さすが債券です。
現金の残高が多くなってきており、下落に備えた資金の置き場所として機能して欲しいところです。
以上、現状の投資方針についてお話しさせて頂きました。
今後も試行錯誤を続けますが、ひとまず「ETF中心に個別株をトッピング」という方針で行きます。