我が家の現預金比率は50%を超えています
こんばんは、まろたです。
前回、インフレについて考え、現預金を多く持つべきでないとお話ししました。
我が家の現預金比率が高い理由
我が家の全資産に占める現預金の比率は高いです。
2018年8月時点で50%を超えています。
これは、今後インフレが続くと考えれば全く合理的ではありません。
どうして株式の比率をもっと増やさないのか、というと
「暴落した時にチャンスだと思えるだけの手元資金を持っておきたい」
これが一番大きな理由です。
これは別に暴落を待っているという意味ではありません。
暴落を待って一気に投資するというスタイルがあることは理解しています。
しかし、そのスタイルには暴落が起こらなければ機会を逃し続けるリスクがあります。
更に、「底」を見極める能力も必要になります。
「底」だと思って一気に投資したのに更に大きく下げたら、冷静で居られるでしょうか。
…という訳で、私は暴落の有無に関わらず投資を継続できるよう、現金を確保しています。
全ての資金を株式で保有した場合と、暴落を待って投資しなかった場合の中間ですね。
どちらに振れた場合でも、中途半端なリターンしか得られないでしょう。
ただ、自分の心理面を考えた時に、この方法にはそれなりの合理性があると考えています。
「パニックを起こして保有株を全て売却し、株式投資を辞めてしまう」
これが考えられる最悪のシナリオかと思います。こうなることだけは避けたいです。
自分のリスク許容度をかなり低めに見ている、と言えるかもしれません。
市場に長く居続けることが大切
株式投資において、どうして長く市場に居続けることが大切なのか。
過去のデータから、株式は長期で持つと右肩上がりだから、というのもあります。
でもその株価の推移はあくまで過去の推移で、将来を保証するものではないですよね。
もう少しシンプルに、配当を貰い続ければ買値を上回るという考え方があると思います。
例えば、PER15倍で配当性向75%の株があったとします。
PERは株価収益率とも言い、株価を1株あたりの予想利益で割ったものです。
○○倍と表現します。PER15倍なら、今の株価は1株あたり利益の15年分に相当します。
また、配当性向とは、利益のうち何%を配当として株主に還元するかを表します。
日本だと一様に30%程度ですが、米国株は会社ごとに多種多様です。
この条件で計算すると、株式の配当利回りは約3%になります。
今だとP&Gあたりがこれに近いです。米国株としてはよく見る水準だと思います。
この株を34年保有すれば、その後倒産して株価が0円になっても利益が出ます。
それまで減配・倒産しないことが条件にはなりますが、分散させればリスクは抑えられます。
また、一時的な減配があっても、投資期間を長くとれば回収できるでしょう。
投資期間は人生の残り時間にも左右されます。我が家が34年保有することは十分現実的です。
さらに、相続まで視野に入れれば投資期間はもっと長くとれます。
ETFは分配利回りがそれほど高くありませんが、分散が効いているので相続向きだと思います。
今後のポートフォリオ
とは言え、現預金比率50%超はさすがに保守的すぎると感じています。
今後は現預金残高を今の水準に留めて、積極的に投資していきたいと考えています。
また、アメリカの政策金利が3%を超えてきたら、米国債券ETFのBND購入を検討しています。
これらの施策により、現預金+債券ETFをポートフォリオの30%~40%程度にしたいです。
そして、暴落が起こった際には、慌てず段階的に手元資金を投入していきたいです。