「年金があまりにも少なすぎます」
こんばんは、まろたです。
今日は朝見たニュースについて書いてみようと思います。
「年金があまりにも少なすぎます」
平成を振り返り、親と子どもの4人家族から一人暮らしが中心になったと取り上げていました。
その弊害として、年金が少なく、不自由な暮らしを強いられている人が登場します。
最初に出てきた男の人は、非正規を挟みながら働いたものの、年金は月9万円だそうです。
300円代の総菜(弁当?)を見せ、喜びとも自嘲ともつかない顔で安かったと言います。
「年金9万円はあまりにも少なすぎます」
次に出てきた女の人は専業主婦でしたが、60代で離婚し、年金は月4万円です。
暮らしていけないので、生活保護を受給しています。
「4万円の年金では少なすぎてねぇ、無理だよねぇ」
年金はどこからやってくるのか
見ていて、何とも言えない気持ちになりました。すごく違和感を覚えました。
どうしてこの人達は「不自由なく暮らせる額の年金を貰える」ことを当然視しているのでしょう。
年金定期便を見れば受給額を事前に把握できますから、こうなることは事前に分かっていたはずです。
年金受給額が減っていくのはこれからです。厳しい言い方ですが、今貰える世代は逃げ切り世代です。
現時点で受給できるのに受給額が少ないのであれば、それは単純に過去の納付額が少ないからです。
それを年金制度や国が悪いかのように「少ない」と言うのは違うんじゃないかと思うのです。
何故働いていない人が生活費を貰えるのか。それを考えてみると良いと思います。
それは、働いて稼いでいる世代の取り分を分けてもらっているからです。
月額9万円の男性は、9万円で楽しめば良いと思います。一人なら十分な額です。
300円代の弁当は安くも何ともありません。
身体にも悪いので早く納豆・豆腐・キムチ・めかぶorもずくの四天王のお世話になりましょう。
それでも足りないなら60歳以降でも働くしかありません。
月額4万円の女性もそうです。細々とでも働いて月2~3万円稼げれば暮らしていけます。
自分の年金受給額見込みや資産状況を把握しよう
一方で、何でもかんでも自己責任で切り捨てるべきではない、という思いもあります。
やむを得ない状況の人が利用するためにセーフティネットは存在するのです。
ただ、それは本当に最後の手段として機能すべきもののはずです。
見通しの甘さによって困窮し、その原因を他者に求めるのはお門違いです。
また、他の国や過去の恵まれた世代と比較しても何も生まれません。
まずは年金定期便を見て、受給見込み額を確認しましょう。
そして、年齢が若い人ほど保守的に、3~5割減を想定しておきましょう。
我々にできることは限られていますがシンプルです。
足るを知ること。蓄財すること。ダメなら働き続ける覚悟を決めること。
幸い、資産を積み上げるにも、低コスト生活に喜びを見出すにも時間的余裕があります。
そうすれば、「年金が少ない」という文句を言う必要は無くなるはずです。