あなたは既に社長です


こんばんは、まろたです。

突然ですが、あなたは社長になりたいと考えたことはありますか?

出世の価値は

新社会人にアンケートを行って、「過半数が出世に興味なし!」みたいな記事、よく見ます。

その気持ち、私もよく分かります。今まで出世をモチベーションにできたことがありません。

ただ、よく言われる「重い責任を負ってまでやりたくない」という意味ではありません。

責任が重くても、周囲が推してくれるならやっても良いとは思っています。

ただ、出世を人生の目標に設定して、日々必要な努力を積み重ねる気にはならないです。

それは、多少出世したところで大して良いことがないと分かってしまうからです。

収入は上がりますが、経済的自由を手に入れるまでの年数が大幅に短縮される程ではない。

何かを決めようと思ったところで、トップのトップまで行かないと権限は相当制限されます。

大きな会社で社長になることを目標にするのは現実的ではないです。好き嫌いの世界です。

そんな他人からの評価に大きく依存する事柄を目標にすると、自分の人生を生きられません。

家計管理は意思決定の連続

会社で社長を目指さなくても、社長として手腕を発揮できる場があります。

それが「家計」という組織です。

親と別々に生計を立てている人であれば、誰でも社長を名乗って良いでしょう。

それは、「誰もが自分の人生における主人公」という精神論とは少し違います。

現実の問題として、社長さながらの重要な意思決定を求められる場面が多くあるのです。

そして、大切な局面で社長としての自覚があるか、準備ができているかは非常に重要です。

「結婚するのか、子どもは持つのか」

「家は分譲か賃貸か、車は必要か」

「余剰資金はいくらまで運用に回すべきか」

「親の介護はどうするのか」

「仕事はいつまで続けるのか、どんなバランスか」

どれも自分の人生を左右しかねない重要な選択になりますよね。

その際、私は複式簿記による家計簿で作った財務諸表を判断の拠り所にしています。

決断にあたって、リアルタイムな財政状態と収支の傾向を把握していることは強力な武器です。

「正しい意思決定のための材料を作る」という目的があるので、記帳は苦になりません。

決算説明資料の作成

我が家の場合は社長2名体制で運営しています。妻は共同経営者です。

可能な限り経営についての重要な情報は共有したいと考えています。

そこで、今年から予算と決算の説明資料を作成することにしました。

年初に定性的な目標と予算を設定し、3か月ごとに進捗を確認します。

妻は苦笑いして聞いてくれます。趣味に付き合ってくれて有り難いです。

でも事実、重要な意思決定は以前より更にスムーズになっていると思います。

日頃から財政状態や収支の見通しについて話している効果だと思います。

資料作成には手間がかかりますが、とても楽しくやっています。

自分が作った資料が経営に生かされるというのはやりがいに直結します。

家計では何かを決めるのに稟議書も根回しも要りません。

責任も成果も全て自分たちのものです。

それは無自覚に生きていても同じことです。きっちり責任はとらされているはずです。

是非、自覚的な経営者になって、社長生活を満喫することをオススメします。

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