ギャンブルにハマる心理
こんばんは、まろたです。
以前、パチンコなどのギャンブルや宝くじは期待値がマイナスだと書きました。
私は全然ギャンブルに興味が無いのですが、のめり込む人との違いを考えてみました。
なぜ人はギャンブルにハマるのか
繰り返しになりますが、ギャンブルは胴元が儲かる仕組みなので期待値はマイナスになります。
分からずにやっている人も多いでしょうが、それを承知でのめり込んでいる人も多いと思います。
もちろん、ギャンブルの刺激が楽しいという娯楽性の側面も理由の一つでしょう。
ただ、本当に一獲千金を夢見てやっている人も多いはずです。
期待値マイナスを覚悟で、金銭的な理由でギャンブルをする。
一見すると矛盾した行為のようですが、最近ふとその気持ちが分かった気がしました。
自分の将来に希望が持てない中で、ギャンブルに希望を見出しているのではないか、と。
例えば我が家に貯蓄が無く、収入も今の1/3だったとしたら。
今より生活を切り詰めて、定年まで共働きを続けざるを得ません。
年金の支給が70歳まで伸びるなら70歳まで働くことになります。
途中でどちらかが働けなくなったら破綻しますから、保険も必要です。
収支はトントンか、良くても年に10万、20万円しか残せません。
私は今まで分散投資で小さくても確実にプラスのリターンを得ることだけを考えていました。
でも、年10万円を分散投資して年利3%で運用しても年間3千円にしかなりません。
こういう状況なら、私もギャンブルに手を出すかもしれないなと思いました。
普通に生活していたら、死ぬまで生きるための仕事を続ける運命から抜け出せません。
そんな希望の持てない状況で、ギャンブルは運命を変える大金を掴むチャンスです。
ギャンブルはリスクの高いものです。
リスクとは損失のことではなく、不確実性のことです。
良い方向にも悪い方向にも、振れ幅が大きくなります。分散投資と逆の発想ですね。
その状況では、期待値がマイナスだとか、そんなことは大きな問題ではないと感じる気がします。
私がギャンブルに興味を持たない理由
基本的には今まで述べてきた理由の逆になります。
普通に生活を続けていくだけで幸せになれるだろう、と思えています。
最近、「資産形成のゴールが見えてきた」と感じることが多くなってきました。
私はどれだけの収入があれば自分が満足できるか分かっているつもりです。
そして、資産からの収入だけでその水準をクリアできると確信できるようになってきました。
資産運用に絶対は無いですが、十分に分散を効かせた投資を心掛けています。
暴落を何度か経験しても、目標達成の時期が何年か遅れるだけでしょう。
ギャンブルで大きく資産を増やす必要がありません。
元々長年家計簿をつけてきたことで、支出のコントロールには自信を持っていました。
そして、収入についても、大きく予想から外れる可能性は低いということが分かってきました。
大企業は良くも悪くも安定しています。余程のことが無ければ減給や解雇はできません。
社会に出て数年は「大企業でもいつ倒産するか、解雇されるか分からない」と思っていました。
でも、分かってしまったんです。自分の会社がそういう業種ではないということに。
もちろん会社で働く時間は長いので、少しでも生産的なことをしたい気持ちは強いんですけどね。
ただの逃げ切り老人ではなく、社会に、次世代にいかに貢献できるか考えるのが今後の課題です。