給料は我慢料?
こんばんは、まろたです。
今日は私が違和感を覚えたサラリーマン思想について紹介します。
社会人の心構え
「楽しい仕事なんてこの世の中には無い」
「他の人がやりたがらないからこそ給料がもらえる」
「楽しさはお金を払う側に立って初めて経験できるものだ」
まだ私が若手だった頃、職場の先輩は新入社員にこんなことを言っていました。
当時の私は、分からなくもないけど厳しすぎるなと思っていました。
こういうことを言う人、みなさんの周りにも居ませんか?
昭和的な雰囲気の会社には珍しくない考え方だと思います。
新人に社会人の心構えをビシッと教えてやろう、という感じでしょうか。
でも、今振り返ってみると酷いこと言ってるなと思います。
我慢するからお金がもらえる?
人がやりたがらないからお金がもらえる、というのは需要と供給の話でしょうか。
楽しい仕事があって、それに希望者が殺到すれば需要が供給を上回る。
需要と供給が釣り合うところまで単価は下がる、と言いたいのかもしれません。
アニメーターなんかはこの説明が当てはまるかもしれませんね。
でも当然ながら、サラリーマンの給料は我慢に対して払われている訳ではないです。
儲かるビジネスがあって、その遂行のために必要な働きをするから払われるのです。
その仕事が楽しいかつまらないかは給料と関係ありません。
であれば、楽しくやった方が良いのではないでしょうか。
お互いに監視しあって我慢大会になってしまうのは勿体ないと思います。
目的が明確な仕事は楽しい
当時の先輩の言葉について、それ自体の間違いを指摘したかったわけではないのです。
ただ、こういうことを言う人は目的が不明確なまま仕事をしている可能性があります。
仕事の目的は成果をあげることであって、嫌なことを我慢することではありません。
成果をあげるために部下を動機づけるのは上司の重要な仕事のはずです。
個人的には、目的がはっきりしている仕事ほど忍耐は不要だと思います。
意味のある仕事をしているという実感は充実感をもたらします。
成果を追求するなら無駄な仕事をやっている暇が無い、という側面もありますね。
部下がつまらなそうにしていたら、チームが目的を見失っていないか確認すべきです。
「給料は我慢料だ」と説教たれている場合ではないです。