生きるために働くのか、働くために生きるのか


こんばんは、まろたです。

前回、継続雇用が70歳まで引き上げられたことについてお話ししました。

今日も引き続き、人生と労働について考えてみたいと思います。

あなたは何歳まで働きたいですか?

こういうアンケートで、働ける限り働きたいと答える人が多くてビックリします。

ただ、よくよく聞いてみると「働きたい」にも色々あるようです。

大きく分けると「本当に仕事がしたい」人と、「生活のために働かざるをえない」人です。

前者は更に、「仕事が好き」と「仕事以外に何もない」に分かれます。

生活のためでもなく、私生活や趣味も充実していて、それでも尚やりたい仕事。

私は未体験ですが、いつかそんな仕事をしてみたいとは思います。

生きるために働くのか、働くために生きるのか

生活のため働ける限り働かざるをえないと回答した人は、きっと少なくないでしょう。

そういう日々を繰り返すうち、分からなくなってきます。

果たして自分は生きるために働いているのか、それとも働くために生きているのか。

私はそこまで追い込まれたことはありませんが、今後そうならないとも限りません。

後者の「働くために生きる」というのは、本末転倒でネガティブな感じがしますよね。

でも、私は前者の「生きるために働く」も結構ネガティブな話だと感じます。

生きていくために働かなくてはいけない。だから、どんな理不尽にも耐える。

…そうやっているうち、「生きる」と「働く」しか無くなってしまう。

生きるために働くのも、働くために生きるのも、実は大差無いのかもしれません。

もっと余裕を持って生きられないものでしょうか。

私たちは小さい頃から、「働かざる者食うべからず」という思想が染みついています。

それ故、「労働」と「生存」を切り離して考えることが難しくなっているように思います。

自分が何らかの価値を社会に提供し、社会から生存に必要な価値を提供してもらえる。

その理屈に異を唱えるつもりはありません。

ただ、社会に価値を提供する方法は目の前の労働力の提供だけではないと思っています。

それまで蓄えた貯蓄を投資に回して収入を得られれば、自らの身体を動かす必要はありません。

貯蓄は社会に価値を提供し、社会から価値の提供を受けた結果、手元に残ったものです。

投資に回しても何もやましいことではないです。体を動かして得る賃金と同じく正当な稼ぎです。

労働で身体を疲弊させることなく生存できる目途が立てば、人生に余裕が生まれます。

まずは低次の欲求を恒常的に満たす

皆さんは、マズローの欲求5段階説をご存知でしょうか。私は高校の倫理の授業で習いました。

マズローは人間の欲求を低次から順に生理的・安全・社会的・承認・自己実現の5段階に分けました。

低次の欲求が満たされて初めて、より高次の欲求が生まれるそうです。

この5段階は、下2つと上3つの大きく2つのグループに分類できると思います。

下2つ、生理的欲求と安全欲求はお金が無いと満たすことができません。

完全な自給自足をすれば不可能ではないですが、現代では極めて困難です。

それに対して上3つの欲求はお金が無くても満たすことができます。

大企業に勤めていると収入の見通しが安定するので、低次の欲求は満たされます。

しかし、より高次の欲求、特に自己実現欲求を満たすには適さない環境だとも思います。

世の中には収入の多さや肩書きによって社会的欲求や承認欲求を満たせる人も居ます。

あるいは、自己実現欲求の乏しい人も。

そういう人にとって、大企業は全てを与えてくれる理想的な環境でしょう。

私なら低次の欲求を満たした上で、お金や肩書きとは別の方法で高次欲求を満たしたいです。

そのために、生理的欲求と安全欲求を労働以外で恒常的に満たしたいと考えています。

それができれば、もう仕事に生存や安全を保障する要素を求める必要が無くなります。

より高次の社会的欲求や承認欲求、自己実現の欲求を満たせるような仕事をすれば良くなります。

「生きるために働くのか、働くために生きるのか」なんて悩まなくて済むでしょう。

「もっと楽しむためにこのまま働くか、別の楽しい仕事を探すか」を考えることになるのでしょう。

この段階に至って「働くために生きる」と言えるなら、それは素晴らしいことだと思います。

 

私は今、まず最初に超えるべき目標として月8万円の配当収入を得ることを目指しています。

私の生活水準なら、この目標が達成できれば生理的欲求と安全欲求は恒常的に満たすことができます。

完全な経済的自由を達成する水準からは程遠い金額ですが、とても大切な節目になるでしょう。

だからこそ月次で進捗を確認し、生存のための労働からどの程度解放されているのか確かめています。

生存と安全の欲求から解放されたら、世界はどんな風に見えるのか。今からすごく楽しみです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です