飲み会と善意の連鎖
こんばんは、まろたです。
家計管理の話が続いていたので、今日は少し違う話題にしようかと思います。
飲み会は疲れるし時間もお金もかかる。けれど…
皆さんの会社には仕事終わりに飲みに行く文化がありますか?
私は若手の頃、週に2~3日は誘われて行っていました。
最近は1~2か月に1回程度になっています。
これは身体と精神の両面からあまり飲みたいと思わなくなったことが原因です。
身体面では、20代後半からお酒を飲むとすぐ疲れて眠くなるようになってしまいました。
それまで殆ど無かったのに二日酔いになることも増え、程度も酷くなる一方です。
40歳、50歳になっても毎日飲んでいるおじさんは素直に凄いと思うようになりましたね。
精神面では、仕事に興味を持てなくなってしまったことが大きいように思います。
よく飲みに行っていた若手の頃は、飲みながら仕事の話をするのが楽しかったんですよね。
中々普段の仕事の中で自分に対する評価やチームの今後を話す機会も無かったので。
仕事に対する熱が冷めるのと比例して、飲み会に行っても話すことが無いと思えてきました。
後は、お金や時間というリソースを家庭や自分のことに使いたい気持ちも強くなっています。
結婚してからは断ることも増え、気を使われているのかお誘いの頻度も下がりました。
それでも、たまには飲み会に参加しなければと考えています。主に2つの理由からです。
飲み会代は売上原価
1つ目の理由は、飲み会を収入を得るために必要な経費だと認識しているからです。
節約を心掛けている人の中には、絶対に飲み会には行かないと決めている人も居るようです。
確かに気持ちは分からなくもないです。もっと有効な時間とお金の使い方はあるでしょう。
でも、サラリーマンとして収入を得ている以上、周囲と協力しない訳にはいきません。
一匹狼のつもりでも、結局周囲のフォローがあって仕事ができているはずです。
チームの雰囲気を良くするため、最低限の協力は必要かなと思います。
「二次会には来ない人」ぐらいが目指す立ち位置かもしれませんね。
あえて家計管理の話題に結びつければ、飲み会代は売上原価なのです。
売上原価は売上とセットで発生します。
会社を辞めたら発生しないので、プライベートの浪費ほど気にしなくて良いかと思います。
先輩から後輩への善意
もう一つの理由は、飲み会で後輩にごちそうしてあげたい気持ちがあるからです。
うちの会社では先輩が後輩におごる文化がまだ残っています。
会社に根付く昭和文化の中で、先輩⇒後輩⇒更に後輩という流れ、私は珍しく気に入っています。
先輩から善意の発信があって、それを受けた後輩がただ返すのではなく次世代に善意を受け渡す。
先輩に「ごちそうさまです」と言うと、「今度後輩を連れて行ってあげて」と言われるわけです。
直接の感謝を強要しないこの仕組みはとてもスマートで、却って感謝の念が湧きます。
本当に後輩を連れて行ったかどうか監視されないのも良いです。
自分の人間性が問われている気がして、自主的に後輩を連れて行こうという気になります。
これって多分仕事でも同じだろうと思います。
上の人が自分の都合の良いように下の人間を使っていては良い雰囲気は生まれません。
会社の文化全体が上から下への善意の働きかけの連鎖になれば良いのに、と思います。