貯金したいと思っているのに、できない
こんばんは、まろたです。
「○○万円貯める方法」
ネットニュースを見ていると、オススメ記事が表示されますよね。
私は家計管理に関心があると思われているようです。
「○○万円貯める方法」みたいな記事が良く表示されます。
これだけ記事が多いということは需要があるのでしょう。
どうして貯められない人が居るのか、考えてみました。
欲望をコントロールできない
貯金したいのに貯金できないというのはとても不思議です。
収入があって、支出があって、その差額が貯金なのですから。
貯金したいなら収入の範囲内で暮らせば良いのです。
貯められない人の記事を読んでいると、「ついつい散財」パターンのようです。
要するに、自分の消費への欲望をコントロールできるかどうかの問題です。
精神論は好きじゃないですが、貯金したい気持ちが欲望に負けているということです。
先取するとか小分けにするとかいう方法論も、欲望をコントロールするテクニックです。
なぜ意思を強く持てないのか。なぜ欲望をコントロールできないのか。
私は大きく2つ理由があると思っています。
理由1:具体的な目標を意識できていない
以前にも書きましたが、「何のためにやるのか」を考えることは非常に重要です。
貯金の目的は、老後の生活や大きな買い物、想定外の出費への備え等が考えられます。
買い物はまだ目標金額が見えやすいですが、他は目標額が分かりにくいですよね。
結果として、
1.分からないから貯めようがないと諦めて考えないようにする人
2.メディアの記事に不安を煽られて、ひたすら貯金に走る人
という具合に二極化しているように思います。
そうではなく、自分にとって必要な金額を見積もり、目標金額を明確にする必要があります。
他人が主張する、実は根拠に乏しい「必要貯金額」に振り回されている限り、不安は消えません。
「年金は今と変わらず貰えるし、足りない分は死ぬまで働いて稼ぐ」と腹を括るのもアリです。
目標金額が定まれば、貯金することのストレスはかなり軽減されます。
理由2:トレードオフを意識できていない
お金を使って贅沢をするか、お金を使わず質素に暮らすか。
他の条件は全く同じとして、2つを並べれば殆どの人は前者を選ぶでしょう。私もそうです。
しかし、実際は他の条件が同じということはありません。
お金を使って目先の何かを手に入れるということは、将来の目標達成が遠ざかるということ。
私の場合目標は経済的自由ですから、その達成が遠ざかるような大きな支出には慎重になります。
少ない支出で満足できれば目標に近づくことを身体で理解しており、節約を意識すらしていません。
とは言え、無理な我慢で「今」をおろそかにしても人生トータルでプラスにはなりません。
人生の終わりは誰にも分らないものです。いつ終わっても良かったと思えるようにしたいものです。
目先と将来のバランスをとるということ。それは結局「足るを知る」ということでしょう。
自分の身の丈の支出額を知った上で、それより余る分は貯蓄なり投資なりすれば良いのです。
無くても問題ない消費に手を出して生活レベルを上げるのは、目標を達成した後で十分です。
まとめ
・身の丈にあった年間支出を把握する(家計簿が有用)
・収入の見通しを立てる
これで、自然体で生活した場合の貯蓄額が求まります。
これと、将来必要となる金額を比較します。
不足していれば収入を増やすか支出を減らす努力をする。
もしくは将来の生活水準を下げる。それだけです。
貯蓄はあればあるだけ良いという考え方は、ゴールが曖昧で息切れしやすいです。
そうではなく、目標を明確に設定して逆算する方が、淡々と貯められて良いと思います。