ノーベル賞、本庶さんの言葉
こんばんは、まろたです。
今朝、ノーベル医学・生理学賞を受賞された本庶佑さんのニュース(出典:NHK)を見ました。
印象に残る言葉があったので、紹介したいと思います。
何を知りたいか問いかけることが大切
「研究をするにあたって大切なのは、何を知りたくてやるのか問いかけ続けること。」
本庶さんはそう仰っていました。そうすることで、ブレない研究ができると。
そして、30年前のインタビューでも同じことを仰っていました。
一番大切にしていることを聞かれて30年前と同じ答えになるというのは凄いことです。
よほど腹落ちして、また、何度も意識しながら過ごして来られたのだろうと思います。
僭越ながら、私も以前「目的を明確にすることが大切だ」という記事を書きました。
目的が明確だと生産性・効率が上がると私は思っています。
例えば筋トレでも、鍛えている筋肉を意識すると効果がより高まると言われています。
またそれ以上に、優先順位を付けられるということが大きいと思います。
優先順位をつけるということは、やらないことを決めるということでもあります。
目的から逆算して、やるべきことを明確にし、そこに資源を集中させる。
本当に結果を残すためには必要不可欠な考え方だと思います。
成果=労力×生産性
私は中学・高校時代、少ない労力で大きい成果を得ることが最良だと考えていました。
特に勉強面で、どうすれば能率が上がるかをいつも考えていました。
ところが大学生、社会人と年を経るうち、その考え方を改めることになりました。
生産性だけではなく労力も増やさないと太刀打ちできない相手が増えてきたからです。
特に社会人になって最初の数年間は、労力をかけてインプットすることを重視しました。
そして、社会に出て年数が経ち中堅となった今、生産性の重要性を再評価しています。
というのも、人生は有限だということを改めて意識して、時間の貴重さを痛感したからです。
成果は労力と生産性の掛け算です。そして、労力はほぼ費やす時間と同義です。
私は、人生とは限りある資源をどこにどれだけ配分するかでほぼ決まると感じています。
資源の中で主なものは「時間」と「お金」の2つです。
かけられる時間が限られている以上、生産性を高めることはとても大切です。
日本では今後、ますます少子高齢化が進むことが想定されます。
少子高齢化の大きな問題は生産年齢人口の減少であり、先の掛け算の労力の減少です。
成果を維持する、あるいは増やすために、生産性の向上は国としても必須です。
「何を知りたくて研究するのか」
この言葉、心にしっかりと留め置きたいと思います。